よねのブログ 50代からの巣立ち

ADHDで離婚予定のアラフィフです。離婚に向けての準備や日常を綴っていきます。

不登校児は商売としておいしいのか

先日、不登校のフェアに行ってきました。
商売として、ものすごく旨味が大きいと思います。
これからどんどん増えていくんでしょうね。


大手塾や予備校は夕方から夜遅くにかけてが授業時間です。
日中は使っていません。
その間をフリースクールなどにして運用しているところがありました。
これから増えるんだと思います。
賃料は変わらず、今まで空いていた教室が利益を生むとなるといい商売です。
しかも、人件費くらいしか痛手はありません。
教材とかはいくらでも安価に作れるでしょうし、その費用は生徒負担です。


娘は大学生ですが、娘が中学生の頃、不登校児は各クラス3~4人。1学年7クラスあったかな?
息子の中学時代も、不登校の子の数は似たようなもんです。
高校進学を最初から通信や専門学校にするお子さんも、増えていると思います。


コロナ後のせいかわかりませんが、オンライン授業がメインとか、オンラインでの家庭教師のようなフォローとか、そういうサービスも目に付くようになりました。


親としても、中卒よりは通信でもいいから高卒とか専門卒になってほしいわけで必死ですよ。


うちの息子が高2で中退して、現実的に通えるところのシュミレーションをしました。
高3の4月から通信に移り、そして大学受験を目指すとなると通信にざっと100万程度、予備校やらなんやらを考えれば高3の1年間で200万越コースです。


オンラインメインの通信とかもあって、塾並みに安価に済ませることもできそうですが、そもそもオンラインを活用して自分で管理しながら単位をとって高卒認定試験を突破して、さらに大学受験まで行ける子なんてどれだけいるのかな?
うちは無理です。


留学させて留年して現在の高校を卒業するパターンの場合は、
8月のお盆までに留年させるかを決めます。学生ビザを取るのに3か月。取得条件に4か月以上の滞在が必要なので、11月くらいにビザが取れたら速攻で現地校に申し込んで3月まで語学学校。4月から留年した学年でまたがんばる。
この場合、現地滞在費用がカナダだと150万~。プラス航空券とかいろいろかかりますよね。


息子も娘も、オーストラリアに語学留学をしています。娘が1か月程度オーストラリアに留学した時は、学校の手配なども全て自分でやって35万くらいです。飛行機のチケットや保険も含めた総額です。
エージェントを通したことがないのでわかりませんが、留学もかなり高いですね。
日本よりも留学先の物価や生活水準が高いことのほうが多いので、高校を現地校でホームステイでも年200万じゃ利かないと思います。


親としたら、高校に行って欲しいわけですし、お子さんにしてみればチャンスがほしいわけですが、そこは夢を見ないで冷静になりましょうと思いました。
お子さんの夢や希望に踊らされているご家族をたくさん見ました。
いやいや、学校に通えてないのに冷静になったらそんなこと続くはずがないでしょう、、、という内容もたくさんあります。
苦しい思いをしたお子さんが多いので、友達もできて再出発できますよ、とか
環境を変えれば大丈夫ですとか。。。


うちの子は、オンライン授業は無理です。自己管理できません。
かといって、通信の通学型に行ったとしてもなじめないと思います。
大学を目指すとなると、大学にお金がかかりますからその前の段階にお金もかけてあげられません。
ちなみに、上の子が高校生だった時、高3の予備校は60万強。これは、娘の同級生をみてもかなり安価に治まったほうです。
理系なら80万~、そして他に受験そのものにかかる費用があります。
息子に準備してあるのは、その程度です。
それ以上にかけるつもりはありません。


うちの場合は、今の高校を卒業してもらう、それ以外の選択は非常に厳しいとわかりました。


中には、通信に移って生き生きと勉強も学校も頑張り始めて、大学もそれなりにという子がいるかもしれません。おそらく極少数です。
進学実績では、聞いたことのないような私大が多くありました。
その大学、本当に行ったほうがいいですか?就職やそのあとの独立に必要ですか?と思いました。


通信でもいいので高校を卒業できるか?
そのためには、わが子にはどのパターンがいいのか。
大学を卒業しても、就職できないようなタイプならやみくもに大学進学を目指すのではなく、就労に目を向けたほうがいいんじゃないか。
基本的に大事なことだと思います。


英語ができたから就職に有利という時代ではありません。
今の大学生くらいから、英語教育に力を入れている家庭が多くなっていましたから、中学の間に英検2級とかめずらしくなくなっています。
英語が就職に有利になる子はわずかでしょう。
現地の高校・大学を卒業させるなら、それは収入の面でも日本にいるよりは大きなプラスになると思いますが、卒業させるまでに家1軒分以上の費用が吹っ飛びます。


お金で解決できることが多い分、親はお金をどう使うか、子供のためという魔法の言葉に踊らされないように選択をしないとですね。


不登校のお子さん、すごく増えていると思います。
いい鴨にならないように、
冷静に、そして子供を客観的にみてどうしていけばいいのか、我が身も含めて慎重にしなければならないと思いました。